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3つのイベントに参加して思ったこと [PEARのコンセプト]

 

最近,3つのイベントに参加しました.それぞれのテーマは以下のものです:

(A) スマートグリッド

(B) BOP (ベース・オブ・ザ・ピラミッド) 

(C) 温暖化予測

どれも,わたしの興味に沿ったものですが,なぜか,参加されている方々は ほとんど重なっていないような感じでした.わたしにとっては不思議な感じなのですが,そんなものなのかもしれません.

わたしのテーマは,地球温暖化問題にあるわけですが,その視点からの

(A) 新しいエネルギー(電力)供給や需要の姿

(B) 新しい途上国・貧困層の発展へのアプローチ

(C) 気候変動情報の社会への役立て方

であり,どれも温暖化問題の重要な一側面であるわけです.

PEARの活動は,このなかの (A), (B) にかなり関係してきます(わたし個人は (C) もがんばっています).

(A) に関しては,「カーボンマネージメント」を行うために,スマートメーターは非常に重要なツールでありインフラストラクチャーとなるわけです.PEARはカーボンオフセットのプロバイダーですが,その背景にある カーボンマネージメント を非常に重視したものとしています.オフセットはマネージメントのひとつのツール(削減手段)なのですね.

スマートメーター.jpg

(B) に関しては,まさにPEARが重慶で行っているバイオガス・マイクロダイジェスタープロジェクトなどが,貧困地域で行う活動を「ビジネスとして」行っていくことになるわけです.もっとも,通常のBOPは,貧困地域住民を購買層とする市場ですが,PEARは先進国側から収益を得るという違いがあります(排出権という新しいツールを使うわけです).ただ,どちらも貧困地域住民が大きなメリットを受けるという意味では同じですね.

BOPビジネスの必要性.png

PEARでは,温暖化問題の中に,自らの排出という側面だけでなく,途上国の貧困地域のこれからの「低炭素型開発の重要性」を,みなさんに知っていただきたいと願っています.

同時に,途上国支援に関心のある方に,逆に 地球温暖化問題とのからみ も認識していただきたいわけです.

このような多面的な関心は,おそらくみなさんの心の中に隠れているかと思います.PEARとかかわることで,それが明るみに 形として現れることができたなら,それはすばらしいことで,それこそが PEARの目指すところでもあります.

松尾 直樹

 


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