2014年のはじまりにあたって [PEARの What's New]
新年 あけまして おめでとうございます!
PEARは,Sustainable Energy for All のコンセプトに基づき,活動を行ってきていますが,現在,バングラデシュとエチオピアで,ピコソーラータイプの製品普及型 BOPビジネス をはじめようとしています.電気にアクセスできていない12億人が,再生可能エネルギーによる電気 (主として照明と携帯電話充電) の便益を享受できるようにするものですね.
長期的には,教育の問題や低炭素型経済社会構築に向けての一歩になると思っています.なにより非常に多くの人によろこんでもらえるプロジェクトであるわけですね!
類似活動はいろいろありますが,いろいろなノウハウやビジネスとしての独自の工夫を組み込もうとしています (まだ秘密です(笑)).イノベーションにまで持って行けるか?が課題です.BOPビジネス全体に関しては,昨年 季刊環境研究向けに書いたペーパーがありますので,よろしかったらご覧ください.
収入を得たいという目的でしたら,ほかのことをした方がずっと楽です.太陽光発電という分野に絞っても,メガソーラーの方がずっと楽でしょう.ただ,このペーパーにも書きましたが,
「社会的意義や使命感を実感し,バリアを克服するためのイノベーションを見いだす.そしてそれを結実させるまでの創意工夫とプロセス,それが BOP ビジネスの醍醐味であろう」
ということで,そのような活動を行う「価値」や「意義」が,モーティベーションとなっています.「創意工夫のおもしろさ」も,いいですね!
すこしでもご関心のある方は,ぜひご連絡ください.なにか協同できるかもしれません.
今年もよろしくお願いいたします.
松尾 直樹
あけましておめでとうございます [PEARの What's New]
あけまして おめでとうございます!
PEARは,いままで海外の貧困地域におけるプロジェクト開発を行ってきました.今年も,バングラデシュにおけるマイクロユーティリティーモデル(JICAのBOPビジネスのFSは終わりました)など,通常の「援助」とは異なるアプローチで,エネルギーへのアクセス問題に寄与するプロジェクトを推進していきます.
一方で,カーボンオフセットなどを通して,そのようなプロジェクトに「参加」してもらえるようなプラットフォームづくりもつくっていきます.まずは,そのプラットフォームであるプロジェクト紹介のWebを立ち上げました.コラムやFacebook等も,これから整備していきますので,ご期待ください.
また,個人的にこのような活動をつくっていくことや,新たな活動をしてみたいという方々に,さまざまな機会にお声がけして,関与していただける場をつくっていきます (すでに何人かに手伝ってもらってきています).地球温暖化対策,途上国貧困地域の開発や再生可能エネルギーに興味があり,PEARの考え方に共感していただける方は,ぜひお声がけください.新しい事業を含めて,いっしょに取り組めれば... と思っています (そのような方々の梁山泊的なプラットフォームにしていきたいと思っています).
今年の年賀状を作成いたしました.
今年もよろしくお願いいたします.
松尾 直樹
PEARのブログ立ち上げにあたって [PEARの What's New]
PEARカーボンオフセット は,2008年6月13日から,一般消費者向けのカーボンオフセットサービスを開始しました.それにともなって,OfficialなWebで書くにはちょっと... という内容などを,こちらでブログという形で記載することとしました.
目に見えない「カーボンオフセット」というものは,いったいどういうもので,どのように理解したらいいのか?というような点を考えたり,どのように信頼性を確保しようとしているか,というような工夫などもご紹介したいと思っています.PEARが自ら開発しているプロジェクトの苦労話なども,きっとPEARのことを理解していただくだけでなく,地球温暖化問題と途上国の持続可能な開発のあり方を考えるいい機会となるでしょう.
さいわい,PEARには,地球温暖化問題などの専門家が 多くたずさわってくれています.国際交渉,排出権取引制度,CDMプロジェクト,GHGインベントリー,途上国における再生可能エネルギー など,多様な側面を持つ地球温暖化問題をかなり広くカバーしています.キャリア的にも,シンクタンク/政府系研究所,コンサルタント,役所,財団法人,監査法人,大学,ロハス系アウトドアメーカーなど,多岐にわたっています.
このPEARスタッフは,PEARのもつコンセプトに共感して集まり,PEARを通じて,地球温暖化問題や途上国の開発問題に寄与していきたい と熱い想いを持っています.そして,それぞれの専門性を活かしながら,PEARを通じて,自分たちの理想とする方向性にすこしでも近づいていけるように,日夜 努力を重ねています.
このブログは,そのようなスタッフからのメッセージでもあります.
PEARの考えに共感していただける人たちの輪が,これを通じて大きくなっていくことを願っています.
松尾 直樹
[写真は,ブッシュ大統領の米国離脱宣言で成立が危ぶまれた「京都議定書のルール」のコア部分=ボン合意 が成立し,京都議定書体制がいよいよ動き出せることが決まった感動的瞬間です,槌を降ろすのはプロンク議長.(2001 @COP 6.5)]
P.S.
松尾のコンサルタント会社である Climate Experts においても,地球温暖化問題に関するコラム がありますので,よろしかったらご覧下さい.