重慶農業局とのMOU [PEARのプロジェクト開発]
またまたごぶさたしていました.わたしの場合の BaU とは,busy-as-usual なので,ご勘弁ください.
あれから,環境省が立て続けに,カーボンオフセットに関する FAQ,算定ガイドライン,情報提供ガイドライン なるもののドラフトを作成し,パブコメを求めました.PEARとしては,それらにコメントを提出しました.FAQへのコメント,算定ガイドラインへのコメント,情報提供ガイドラインへのコメント をダウンロードできるようにしておきますので,よろしかったらご覧ください.カーボンオフセットに関して,きちんと理解したい人にとっては,いい教材となるかと思います.
さて,明朝,中国に出張します.
今回の目的は,北京大でCDMに関する講演をすることもあるのですが,もっとも重要なのは,重慶において農業局農業委員会と,Memorandum of Understanding (MoU) を締結することです.
PEARは,みずから CDM(それもプログラムCDMという難易度の高い新しいタイプのCDM)を実施していきます.とくに,ホスト国が,持続可能で低炭素型経済発展のパスを選択できるようなプロジェクトを厳選して行います.
そのために水面下で活動をしてきた「バイオガス・マイクロダイジェスター」というタイプのプロジェクト(というよりプログラム)があります.詳細はまたいずれ紹介いたしますが,中国の貧困農村地域で,農家一戸一戸に バイオガス生成のためのダイジェスターを導入するという まさに 持続可能な発展を 絵に描いたようなプロジェクトです.
かなり現実的なところまでこぎつけましたので,今回,むこうのパートナーである重慶市農業局農業委員会と,MOUを結ぶことになりました.初期投資を行っていただける日本の事業者の方にも いっしょに行っていただけます.
また,その様子やプロジェクト自体のご説明など,機会をもうけて いたしましょう.